公募研究班A01:中川班 中川直樹らの論文がCell Reportsに掲載されました。

Golgi polarity shift instructs dendritic refinement in the neonatal cortex by mediating NMDA receptor signaling
Naoki Nakagawa 1 2, Takuji Iwasato 1 2 3
本論文では、マウスの新生児期に、神経活動によって大脳皮質神経細胞の中でゴルジ体の分布に標的軸索方向への偏りが生まれ(ゴルジ体極性シフト)、その極性が樹状突起の特異的なパターンを決めていることを発見しました。本研究で、生後発達期の神経細胞が神経活動に応じて回路を作りかえていく仕組みに細胞極性が関与することが初めて明らかとなりました。
https://doi.org/10.1016/j.celrep.2023.112843

※図は国立遺伝学研究所プレスリリース資料より一部改変して転載