公募研究班A01八木 健らの論文がPNASに掲載されました。
Natsumi Hoshino, Takashi Kanadome, Tomomi Takasugi, Mizuho Itoh, Ryosuke Kaneko, Yukiko U. Inoue, Takayoshi Inoue, Takahiro Hirabayashi, Masahiko Watanabe, Tomoki Matsuda, Takeharu Nagai, Etsuko Tarusawa, and Takeshi Yagi
Visualization of trans homophilic interaction of clustered protocadherin in neurons
PNAS 2023 Vol. 120 No. 38 e2301003120
https://doi.org/10.1073/pnas.2301003120
これまでPcdhがホモフィリック相互作用することは株化培養細胞の凝集観察や、タンパク質の生物物理学的測定によって明らかになっていました。しかし、Pcdhが発現する神経細胞において、いつ・どこでホモフィリック相互作用をしているのかを知る方法はありませんでした。今回、我々はFRETを利用したプローブを作製することで、Pcdhが相互作用している様子を神経細胞でリアルタイムに観察することに成功しました。これにより、Pcdhホモフィリック相互作用の動態を解明し、シナプスでは稀にしかPcdhがホモフィリック相互作用しないということを明らかにしました。